インフルエンザ予防について
インフルエンザは”インフルエンザウイルス”によって起こる感染症で感染力がつよく、乳幼児から高齢者までたくさんの人がかかります。一般に普通の「かぜ」と比べると症状が重く、きちんとした対応が必要です。
予防接種
インフルエンザにかからないためのもっとも有効な予防手段はワクチンを接種することです。ワクチンでインフルエンザにかかりにくくなるか、かかっても軽くすむようになります。さらに、外から家の中にウイルスを持ち込まないので、赤ちゃんや高齢者を守ります。インフルエンザワクチンは毎年接種することが必要です。
家庭での予防法
インフルエンザの流行期には、人ごみを避ける、マスクを着用する、手洗い・うがいなどすることに加え、睡眠を十分にとり栄養のある食事を採るようにしましょう。
インフルエンザの治療
インフルエンザの診断は、臨床症状や流行状況を総合的にみて行われます。わかりにくいときには、補助診断として、のどや鼻から検体を採って、抗原検査を実施する場合もあります。
診断の結果、インフルエンザであることが強く疑われた場合は、インフルエンザにだけ効く薬が使われることがあります。これは、インフルエンザウイルスが体内で増殖するのを防ぐもので、早い時期に飲めば高い効果が期待できます。
溶連菌感染症は、A群レンサ球菌という細菌が体内で増殖することにより起こる「かぜ」の一種です。
主な症状
強いのどの痛み、発熱、全身の細かい発疹、苺舌、首のリンパ節の腫れなどです。
流行
秋~冬及び春~初夏に多く流行します。★マークの付いているところが流行期です。春休みや夏休みなどの長い休みがない時期(子供達が学校に集まる時期)に流行しています。
年齢
幼児~学童に多くみられます。
感染経路
学校や家族内での人から人への接触感染が主な感染経路です。
診断方法
溶連菌感染症の診断は、臨床症状や流行状況を総合的にみて行われます。わかりにくいときは、補助診断として、のどなどから検体を採って、抗原検査を実施する場合もあります。
主な症状
抗生剤を服用します。大抵の場合、2~3日で熱も下がり、のどの痛みもとれます。ただし、症状が軽くなったからと、すぐに薬を飲むのを中止すると、のどに溶連菌が残りますので、決められた期間、きちんと薬を飲み続けることが大切です。また、溶連菌感染症にかかった後、急性腎炎やまれにリウマチ熱といった重い病気になることがありますので、きっちりと治療を受けましょう。
インフルエンザ予防について
のどの痛み、鼻水、咳といったかぜ症状に加えて、急な高熱(40℃をこえることも)、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が特徴です。
咳やくしゃみによって空気中に放出される飛沫を介して感染します。
感染後1~2日間くらいで発症します。
小児では、熱性けいれん、中耳炎、肺炎といった病気を起こすことがあります。
(まれに脳炎、脳症といった重い病気を引き起こすこともあります。)
インフルエンザにかからないために
インフルエンザにかかったら?
溶連菌感染症について
左の写真は、苺舌の症状の写真です。(国立感染症研究所提供)
溶連菌感染が疑われたら?